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テーラード+イタリアンカラー|ビジネスシーンのジュエリーコーディネート [ビジネスシーンでのジュエリー]

ビジネスシーンにおけるファッションとは、ズバリ「その仕事にふさわしいセンスがあることを表現する手段」ではないでしょうか。そのため、個人の好みや着心地のよさを重視するプライベートのファッションと同じ感覚でビジネスシーンのファッションを決めていては、この人に仕事を任せて大丈夫だろうかと要らぬ不安を周りに抱かせかねません。

ジュエリーコーディネーターとして、またかつて一般企業で現場リーダーとして働いた経験のあるひとりの女性として、ビジネスシーンにふさわしいファッションコーディネートと、さらに一歩先んじるためのジュエリーのあわせ方を、数回にわたって考えています。前回、前々回と、濃紺やチャコールグレーのテーラード・ジャケットにシャツ(スタンダードカラー)やにラウンドネックのカットソーをあわせる場合のジュエリーコーディネートを考えてみました。

スタンダードカラーのシャツはどのビジネスシーンでも問題ない正統派ですが、カットソーはシャツよりカジュアルな素材・服で、着用できるビジネスシーンが限られます。では、スタンダードカラーのシャツとカットソーの中間に位置するようなインナーはないのでしょうか。それがあれば、もっとも重要な場面は無理としても、多くのビジネスシーンで使えるはずです。
 
最近では、男性のシャツもバリエーションが増えてきました。特に、クールビズの期間には、ネクタイがなくても様になるタイプのシャツを着ている男性が多くなります。一番多いのは、ボタンダウンシャツでしょうか。襟がコンパクトに納まるボタンダウンはすっきりした感じがありますが、女性にはスポーティーすぎると思います。もう少しエレガントなシャツ、例えばイタリアンカラーのシャツがおすすめです。
 
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イタリアンカラーとは
 
(A)台襟(襟の土台、首回りを覆う帯状の部分)がない。(襟と台襟が一体)
(B)襟と前立て(ボタンがつく部分)の裏部分に縫い目がなく、1枚の生地でつながっている

襟のことを言います。ちなみに、日本人になじみ深いオープンカラー(開襟)は、(A)の台襟がないのは同じですが、(B)の縫い目があります。
 
イタリアンカラーは、(B)の構造によって襟から胸元のボタンにかけてきれいな曲線(ロール)が出来るので、エレガントな女性らしさを醸しだします。一方で、襟を立てて着こなせば、シャープな印象も加わります。ビジネスシーンでシャツの襟を立てるのは嫌味になるケースが多いのですが、台襟がないイタリアンカラーで短めの襟であれば、自然な雰囲気になります。 

 

1.テーラード・ジャケットのVゾーンの問題点

前回、前々回の繰り返しになりますが、女性がテーラード・ジャケットを着たときには、以下のような問題が発生します。

(1) ネクタイの色や柄がないため、Vゾーンが単調になる。
(2) ネクタイがないため、Vゾーンが間延びした感じになる。
(3) ネクタイ姿の男性に比べ、きちんとした感じが薄い。
 
イタリアンカラーのシャツを着たときも、基本的にスタンダードカラーのシャツと同じような対策が取れますが、気をつけるべきことが1つあります。イタリアンカラーのシャツはノーネクタイを前提としたシャツである点です。カットソーよりはカジュアル度は低いのですが、台襟のついたシャツよりはカジュアルなのです。従って、使えるシーンを増やすためには、(3)のきちんとした感じをより強化することが必要になります。
 

2.イタリアンカラーのシャツでコーディネートする 

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まずは、スタンダードカラーのシャツと同じコーディネートをしてみましょう。 (1)の対策としてストール、(2)の対策としてオメガネックレス、(3)の対策としてスティック・ピンタイプのブローチをつけてみます。いかがでしょうか。

オメガネックレスとスティック・ピンタイプのブローチの組み合わせは、シャープなイメージのスタンダードカラーにはぴったりでしたが、イタリアンカラーには女性らしいエレガントなイメージもあります。このコーディネートは、その点を生かせていません。


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イタリアンカラーは襟の開きがスタンダードカラーより広いので、オメガネックレスの見える範囲が広がり、シャープな印象が強くなりすぎたのです。ブローチを外し、オメガネックレスを生かすという方法もありますが、今回は、イタリアンカラーの女性らしいエレガントなイメージを最大に生かす方法を考えたいと思います。そのため、もうすこし繊細なネックレスに変更します。(3)のきちんとした感じをより強化することを考えるならば、小さめの玉のパールのネックレス、1粒パールのペンダントや、細いチェーンとポイントとなるパーツの繰り返しなど繊細ながら手の込んだ印象のネックレスが良いでしょう。パールの清楚なイメージは、イタリアンカラーの女性らしいエレガントなイメージにぴったりですし、きちんとした感じも強くなります。細いチェーンとポイントとなるパーツの繰り返しのネックレスは、スタンダードカラーより開きが大きくなったからこそ使えるアイテムです。また、エレガントさを強めるために、ブローチも曲線の多いもの、繊細なものにします。こうすれば、ほどよい女性らしさを感じさせつつ、仕事もきちんとこなすシャープな印象も同時に与えることができます。


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もう少しシャープさが欲しいときは、ブローチの形を変えればいいですし、あるいは白のポケットチーフを加えてもよいと思います。 

さらに、イヤリングやリングをあわせますが、時計やネイルを含めたコーディネートの考え方は、こちらのコラムをご参照ください。 

なお、どのタイプの襟もそうですが、襟はあまり開けないほうがエレガント、開けるほどスポーティーになります。はじめからV字に開いているイタリアンカラーは特に、襟を開き過ぎないように注意が必要です。


以上、短い襟のイタリアンカラーのシャツに合わせるジュエリーコーディネートを考えてみました。イタリアンカラーのシャツには、女性らしいエレガントな襟のロール(曲線)、襟ぐりのV字のシャープなライン、カジュアルなイメージという特徴があります。カジュアルなイメージを弱め、ビジネスシーンによりふさわしいイメージにするため、ぜひジュエリーを活用してください。現代では、ビジネスでも女性らしい感性が求められていますが、ビジネスのファッションにふさわしい女性らしさの表現レベル(強さ)は、シーンによって異なります。しかし、ネックレス・ブローチのデザインを変えることによって、女性らしいエレガントさとシャープさの割合を調整すれば、同じシャツでほとんどのシーンに対応可能です(デザインの選び方は、こちらのコラムをご参照ください)

男性のスーツには長い歴史から生まれたルールがあります。それは、現代では窮屈な面もありますが、非常に研ぎ澄まされた、バランスのとれた美しさを持っています。美しさは、相手だけでなく自分自身も心地よくするものなので、ビジネスパーソンはスーツにこだわるのです。しかし、時代のニーズも変わっていますし、男性と女性では体形が異なります。今までのルールを参考にしながら、今の時代や女性にふさわしい、なによりそのシーンにふさわしいコーディネートを考える必要があります。このコラムが、そのビジネスシーンにふさわしいバランスのとれた美しいコーディネートを考えるための参考になれば幸いです。

当ショップでは、ビジネスシーンで使えるジュエリーをご提供いたします。加えて、実際のビジネスシーンでの経験を生かし、ジュエリーコーディネーターとして、様々なビジネスシーンにふさわしいジュエリーを中心とした新しいファッションスタイルをご提案してまいります(ただいま開店準備中です)。

★ 関連コラム

 ・戦略の立て方|ビジネスシーンのジュエリーコーディネート 
 ・テーラード+カットソー|ビジネスシーンのジュエリーコーディネート 
 ・ノーカラージャケット|ビジネスシーンのジュエリーコーディネート 
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